Sultanahmet

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トプカプ宮殿/考古学博物館・古代オリエント博物館/アヤソフィア

現在は博物館として公開されている、アヤソフィア
『ビザンツ建築の最高傑作』はピンクを基調としたやわらかい色合いの外観が印象的


☆トプカプ宮殿



 観光1日目はホテルから徒歩圏内のスルタンアフメット地区。

 この日はラマザンの初日でもあり、日の出と共に大音量のアザーン(アッラーは偉大だ〜とかお祈りしよう〜とか言っているらしい)が街中に響き渡り、私もzackyさんも事前情報で知っていたにも拘わらずビックリして目が覚めました。
 日本でも朝や夕方に防災無線で音楽を流したりするけれど、その数倍からひょっとしたら数十倍(!?)の音量でした。何せ耳栓をして寝ていたzackyさんが飛び起きたほどですから…(笑)
 いやいや…初っ端から衝撃でした。


 ホテルからトプカプ宮殿までは10分程度。
 その間にブルーモスクやアヤソフィアなどがあります。
 狭い地域にイスタンブールの見所がギュギュッと詰め込まれてる感じです。

 最初に向かうのはトプカプ宮殿の正門『皇帝の門』。アヤソフィアの裏側に位置しています。

 門を潜ると第一庭園が広がっていて、マルマラ海やボスポラス海峡やトルコのアジアサイドが一望できます。



 早くも絶景に感動していると、「にゃ〜ん」とキャットウォークで颯爽と猫登場。歩き方がデルモっぽい…
 お出迎えしてくれてるのかな?とても人なつこい。
 観光客慣れしてるって言うか…カメラ慣れしてますよ。(笑)

 初めての土地で多少なりとも張っていた気が弛…いえいえ、ほどよく緊張が解れました。







 公園のように広い第一庭園を進んでいくと右側にチケット売り場があるので、チケット購入。(10YTL)

 ここでもまた猫登場。やっぱり人なつこい。てか、この毛艶の良さはなに!?












 チケットを買ったら、早速『表敬の門』(送迎門)を潜って宮殿内へ。

 ぐるっと建物や塀に囲まれた広大な内庭、第2庭園が広がっています。

 見るところはたくさんあるけれど、まずは『ハレム』へ。







 ハレムの入場料は別料金。
 ハレム入口横のチケットブースで入場券を購入します。(10YTL)

 ハレムの見学は入場制限があるらしいので、見逃したくなかったら最初に行っておいた方がいいかも。
 以前は時間を区切ってのガイドツアー形式だったようですが、現在は自由に見て回れるようになっています。
 ひょっとして入場制限もなくなってる?







    ハレムのみどころ(写真をクリックすると少しだけ大きくなります)
黒人宦官の部屋
ハレムに入ってしばらく行くと当時の様子を再現させたディスプレイが。ガラス越しなので写りが悪い…
中庭
想像してたより狭い。
何て言うか…閉塞感が。
母后の部屋
ドーム状の天井や壁一面に描かれた絵が豪華

スルタンの大広間
この景色のまんまスルタンがソファに座っている構図の絵があったような…
ハマム
サウナのようなお風呂。スルタンが無防備な状態の時に襲われないように柵付きなんだそう…
ムラト3世の部屋(違うかも…)
この奥に『果実の間』というスルタンの寝室があります。
果実の間
床硬そう…天蓋の天井には子孫繁栄を象徴する果物の絵が。この天蓋付きの寝台、部屋の両端に2つありました。
カフェス
『鳥かご』と呼ばれる皇子達の部屋。窓や壁を見ると華やかだけど、ここに軟禁状態だったと聞くと気の毒としか…
カフェス
外から見ると本当に鳥かごのよう…スルタンになれなかった皇子は一生ここや離れに幽閉され、精神に異常をきたす者や自殺者もいたそうです
寵姫達の中庭
広々としていて一見開放的だけど、外と繋がる場所はない閉鎖された空間。
イズニックタイル
宮殿の壁はさまざまなデザインのイズニックタイルで装飾されていて目に楽しい。しかしタイルというとキッチンかお風呂かトイレの壁のイメージがあってどうも寒々しく感じてしまう…



 宝物館などは写真撮影が禁止されていたので残念ながら画像無し…
 有名な『トプカプの短剣』や『スプーン職人のダイアモンド』をはじめとしたお宝がたくさん展示されていました。


 宮殿内にはレストランとカフェがあり価格設定はかなり強気ですが、マルマラ海やアジアサイドの景色を堪能しつつ食事が楽しめます。
 zackyさんのチョイスは、ドネルケバブサンドとネスティピーチ味。
 私のチョイスは、ライスプディングとフルーツポンチとチェリージュース。(こんな軽食でも26YTL…2000円超えてます)
 しかし好みの違いがよく解るラインナップだね…(笑)





    その他のトプカプ宮殿のみどころ
(写真をクリックすると少しだけ大きくなります)
正義の塔
2007年時点では閉鎖中でした。特別に入場させて貰えるツアーなどもたまにあるようですが。
イフタリエ
ラマザン月にスルタンが夕食を食べるところ
ラマザン期間中は日の出ている間は飲食できないそうです
イフタリエからみた新市街方面
オープンエアでこの景色を眺めながらのごはん…優雅だね〜
バーダッドキョシュキュ(違うかも…)
キョシュキュとは四阿とか離れとかの意。駅のキオスクの語源だとか…
スルタンの花押
議事堂の壁に掲げられてます
議事堂
天井も壁も豪華な装飾がされていました
議事堂
天井のデザインがカワイイ
玉座の置かれた場所
だそうです。『幸福の門』のところにありました。そういえば上に豪華な天井の屋根が付いていたかも…


☆国立考古学博物館・古代東方(オリエント)博物館



 トプカプ宮殿の第一庭園横の坂道を下ったところにあります。
 展示品の数はかなりの量。考古学好きには堪らないかも。
 入館料は合わせて5YTL。


      (写真をクリックすると少しだけ大きくなります)
入口
の階段を上がったところ。これも古代のもの?
アレキサンダー大王の棺
と言われていたこともある豪華な大理石の棺
石棺
側面や天井の彫刻がとても細かい

館内にはこんな感じの棺がたくさんある
エジプトの棺
カメラをもう少し上でかまえるとミイラが写るんだけど…コワイのでやめてみた
バビロンのイシュタール門の彩色レリーフ
牡牛?ヤギっぽい??
ライオンさんもいました、そういえば…
レリーフ
なんだかさっぱり分からないけど、横向いたおじさんが何かしてます

石像
ヒッタイトだっけ?アッシリアだっけ?バビロニアだっけ?

存在感があったので…
なんだか分からないけど撮ってみた
かわいいんだか不気味なんだかビミョーなところ

☆アヤソフィア
 トプカプ宮殿とブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミー)の間にあります。
 4世紀に教会として建築され、何度か火事にあいつつも6世紀にビザンツ様式の大聖堂が完成。ギリシア正教の大本山として君臨していたそうです。内部に残っているモザイク画はその時代のもの。
 その後15世紀にイスラム教のジャーミーに改修され、ミフラープ(メッカの方向を示す壁のくぼみ)やミナレット(尖塔)が加えられ、18世紀頃にはモザイク画も漆喰で塗りつぶされました。
 20世紀になって漆喰壁の中のモザイク画が発見され、現在は博物館として公開されています。
 入館料は10YTL。

      (写真をクリックすると少しだけ大きくなります)
カリグラフィー
黒い円盤に金色のアラビア文字が書かれています。日本の書道のような感覚らしい
半円ドームの天井に浮かび上がる聖母子像
アヤソフィアの一番の見所。この下では上を見上げる観光客が犇めいています
聖母子像
左の写真をズーム
モザイク画
ユスチニアヌス1世が大聖堂を、コンスタンチヌス1世が町を聖母子に捧げている図
コーラン置き
コーラン置き風本置きとかないのかな?和室にも合いそう
昼のアヤソフィア
サルスベリのピンクの花が彩りを添えていてカワイイ雰囲気になってました
夜のアヤソフィア
ライトアップされている姿にもうっとり〜
牛のオブジェ
アヤソフィアの前の噴水脇にはカラフルな牛のオブジェが。




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